前職では入社後すぐに巡回監査担当となり、決算・申告業務も任されました。
会計ソフトの導入やセミナー開催なども経験し、やりがいはありましたが、仕事を覚えるのに必死で全く勉強ができない状態に。
「必ず税理士になりたい」と思っていたので仕事と勉強が両立できる事務所への転職を考えていました。
税理士試験後は応募者が殺到すると知っていましたので、早めの活動を始めることでライバルが少ない時期に自分に合う事務所を選びたいとも考えていました。
自分の考えている条件に合う事務所に出会えるかどうか、正直不安でした。コンサルタントとの面談の際は自分の思いを伝え、理想を求め過ぎているかどうかを客観的に判断してもらいました。
そして面談後に、応募可能な事務所を複数紹介してもらえたことで安心することができました。
初めての転職活動ということもあり、実務経験を踏まえた職務経歴書作成のアドバイスをもらい、面接前には所長の人柄や事務所の雰囲気、求められる人物像なども教えてもらうことができたので面接自体、思ったよりスムーズに進みました。
給与や規模で選びそうになると、目先の条件だけではなく長期的に見て自分に合った事務所を選ぶように親身に対応してくれました。
そもそも100%思い通りの転職は出来ないと今でも思いますが、私の場合はきちんと打合せをしてもらったおかげで、理想に近い事務所への面接にたどり着け、あとは自分次第というところまで導いてもらえました。
そして無事希望に合う事務所から内定をもらうことができました。
仕事と勉強を両立したいという思いはありましたが、決してアルバイトのような勤務体系や責任の軽い仕事内容ではなく、年齢に見合った仕事を求めて入社しました。
現在の担当先は30社を超え、勉強時間は基本的に自分で作るようにして残業も必要であればしています。
年齢に見合った仕事をしようと思うと、仕事の内容や量・立場は経験を積むほど変わりますし、顧問先にとって自分が試験勉強をしていることは全く関係ないことなので、責任を持って仕事をしようと思うと受験勉強の時間は年々なくなり、本当の両立はそんなに簡単ではないと実感しています。
昨年、所得税法を合格しましたが、自分の努力以前に、日ごろから職場の理解があったことと、試験前2週間の休暇があったことが大きいと思います。残り1科目の合格も甘くはありませんが必ず結果を出し、税務だけではなくコンサルティングにも強みを持つ税理士になりたいと思います。
Yさんの場合、実務に携わった1年間、資格の勉強がほとんどできないほど仕事中心の生活を送っており、即戦力レベルの経験が積めている点、勉強専念期間は1年間と決めて集中して勉強された点、仕事に意欲的だった点がとても素晴らしいと感じました。そしてご自身の転職の重要ポイントが「資格と仕事の両立」であったため、資格取得に理解があり、かつこれまでの経験を発揮して即戦力として活躍できる事務所を中心にご紹介をさせていただくこととなりました。
Yさんご自身は、自らのご経験を年数だけで評価されると感じていたため、面接の際には、職務内容とその密度をアピールすべきであることをアドバイスさせていただき、また内定をいただいたとしても、本当にご自身が納得して働けるかどうかを一緒に考えましょうと、日々、連絡を密にさせていただきました。
そして活動を続けていく中で、現在勤められている税理士法人に出会い、面接中に代表より、資格と仕事に関する経験談をお話いただいたり、先輩社員の活躍を細かくご説明いただくことで、自らが働く姿をしっかり想像でき、相思相愛の状態でお世話になる運びとなりました。
今では若手のエースとしてご活躍され、私達もとてもうれしく思っております。