実例で解説!税理士法人・会計事務所の転職事情
~勉強時間の確保・企業経理へのキャリアチェンジ編~
前回に引き続き、実際の事例を交えて
会計業界で働く方々の転職事情をお伝えしていきます。
今回は「勉強時間の確保」「企業経理へのキャリアチェンジ」に関する転職についてです!
仕事と勉強の両立を目指す場合、残業時間や休日数だけでなく、事例1のような「他に税理士を目指している人がいるか」という点も、
実際に両立できる環境なのかを判断できるポイントですね。
また、事例2の方は通勤に片道1時間半をかけていました。
通勤途中の電車で勉強ができない訳ではありませんが、やはりちゃんと腰を据えて取り組むのとは、効果に違いがあります。
入社を決める段階では、「多少遠くても我慢すれば…」と思いがちですが、
毎日のことなので、「通勤距離」というのも、勉強との両立において重要な観点です。
最後に、事務所から企業へのキャリアチェンジについて。
ここまでは税理士を目指し、税理士業界で働いている方に関する内容でしたが、
中には「税理士業界で働く内に、1つの企業に入って数字の管理をしたいと思うようになった」
「税理士は断念して、今後は企業経理でキャリアアップを目指したい」といったお話を伺うことも度々あります。
結論から申し上げますと、税理士事務所から企業経理へのキャリアチェンジは可能です。
税理士業界で働いていると、様々な業種・規模の伝票作成~月次・年次決算、申告書作成等、
比較的早い段階で、基本的な処理~専門的な会計スキルを身に付けることができます。
一方で、企業経理の場合、「月次以降は顧問税理士に任せている…」「決算は上司が担当している…」「数年間、特定科目の処理だけを担当している…」等、
スキルアップに時間がかかることも多いので「武器」を身に付けるのが難しい場合も…。
そのため、基本的には、税理士事務所で身に付けた専門的なスキル・知識は、企業経理への転職においても強みになります。
企業側が求める経験や重要視するポイント、また求職者側のご経歴やご希望条件は様々なので一概には言えませんが、
税理士業界で専門的なスキル・知識を習得することで、その先の選択肢が広がる可能性は大いにあると言えます。
今回ご紹介した転職事例はごく一部です。
他にも、「所長が高齢なので数年後に事務所閉鎖の可能性が…」「独立を応援してくれる環境で働きたい」等々…ご希望やお悩みは様々。
みなさんそれぞれのお悩みに寄り添い、お手伝いをさせていただきますので、
ご相談がおありの方は、ぜひ大原キャリアスタッフまでお気軽にお声がけください♪