税理士になる方法を解説!
税理士資格を取得するには以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
①税理士試験に合格する
②税理士試験を免除される
③弁護士(弁護士となる資格を有する者を含む。)
④公認会計士(公認会計士となる資格を有する者を含む。)
※ただし、①②に関しては、「租税又は会計に関する事務に従事した期間(いわゆる実務経験)が通算して2年以上あること」が必要です。
上記の条件の中でも、実際に税理士を目指す人の大多数が税理士試験を受験します。
税理士試験には受験資格があり、以下の条件を1つでも満たせば受験することができます。
中でも①②③⑥のどれかを満たして受験している人が大半を占めます。
これから税理士を目指したいという人は
自分がどれに当てはまるのか、どの方法で受験資格を取得するのかを確認してみてください。
税理士試験では
会計学に属する科目(2科目)と
税法に属する科目(11科目のうち3科目を選択)
の計5科目に合格することで税理士試験合格(官報合格)となります。
ちなみに、初受験から官報合格するまでにかかる年数は平均8年程度と言われています。
年度によって変動はありますが、各科目の合格率は10%前後~15%程度しかありません。
さすが難関試験ですよね。
また、税理士試験には「学位による免除」と「国税従事者における免除」という2つの免除制度があります。
【学位による免除】
修士又は博士の学位を授与された人は、試験の一部が免除される制度です。
【国税従事者における免除】
10年又は15年以上税務署に勤務した国税従事者は、税法に属する科目が免除されます。
23年又は28年以上税務署に勤務し、指定研修を修了した国税従事者は、会計学に属する科目が免除されます。
総じて言えることは、
税理士資格は誰でもすぐに取れるものではない「難関資格」だということ。
ただ、一度資格を取得することができれば
独立開業や年収の大幅アップが狙えるというチャンスも手に入れることができるということですね。